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最終戦争論 : 石原 莞爾




著:石原 莞爾

みんなのおすすめ度 (5点満点):4.5 点





内容紹介: 石原莞爾は「満州国」建国の立役者であり、昭和期陸軍の一方の雄であったが、東条英機と対立し、太平洋戦争開戦時には予備役に追いやられていた。本書はその直前、昭和15年5月に行われた講演に若干の追補をしたものである。<br> 石原がここで「最終戦争」と言うのは、この次に行われる「決戦戦争」によって、世の中から戦争がなくなる、という意味である。なぜなら、戦争発達が極限に至るため、次に起こる戦争の勝者がトーナメントにたとえれば最終的な勝者となり、兵器の発達によって人類はもうとても戦争をすることはできなくなる、ということだ。これは、核の所有により、局地戦はともかく全世界を巻き込む大戦を事実上不可能に近くしている現状を見れば、正鵠を射ている。<br> しかも、「真の決戦戦争の場合には軍隊などは有利な目標ではなく、最も弱い人々、最も大事な国家の施設が攻撃目標になる」「徹底的な、一発あたると何万人もがペチャンコにやられる大威力のものができねばならない」「破壊兵器は最も新鋭なもの、例えば今日戦争になった次の朝、夜が明けてみると敵国の首都や主要都市は徹底的に破壊されている」などの言葉は、まさにその数年後に起こった原爆投下を予言しているかのようだ。<br> 石原は、最終戦争後、必然の結果として「そして世界はひとつになる」と語っている。しかしそれが良くも悪くも実現していない現在、次に起こりうる最終戦争がいったい何をもたらすのか。不穏な世界情勢に無関心ではいられない。(杉本治人)





感想:ひろ×3 さん

最終戦争論の現代における意義
第2次世界大戦がヨーローッパで勃発した頃、近い将来に世界がひとつになるための最終決戦が起こるはずだという、石原莞爾の予言を収めた本だ。今から読むと、当然、当たらなかったもの、それはどうかと思うようなものもあるが、大変参考になる点もいくつかある。

<br />
<br />将来は世界中の成層圏を無着陸で飛びまわれる飛行機が発明され、それと同時に一瞬にして大都市を壊滅できるような最終兵器が開発される。その時こそ2大強国が最終決戦を経て、世界の統一が成されるというものだ。
<br />
<br />無着陸飛行機での戦争というのは当たらなかったが、大陸間弾道弾の登場はまさに、石原莞爾が述べるところの最終兵器である。そして最終戦争は世界強国のうち、東亜と米州との戦いになるだろうと述べている。ソ連は内部崩壊するだろうと語り、これは当たった。
<br />
<br />最終決戦に際しては、人口の半分が死に絶えるかもしれない。その際、消耗戦に耐えられる国が勝つと石原は言う。これをそのまま現代に当てはめると、10億以上の人口を擁する中国、インドが最終覇者になるかもしれない。
<br />
<br />日本は太平洋戦争で負けた。しかしドイツのように祖国を徹底的に破壊され、多くの人的被害を受けるまでには至らなかった。日本は国力を温存できた。表面上は負けたが、真の敗者ではないことは、その後の日本の発展を見れば自明だ。
<br />

<br />日本とアングロサクソンは絶対に相容れることはない。石原莞爾の予言の時期はとうに過ぎてしまったけれど、日本、いや東亜と米国との戦争は不可避であると思う。
<br />
<br />これを踏まえて日本の方向を考えれば、中国とインドを味方に入れることが最重要課題である。そしてコストのかかる通常兵器による武装は最小限にとどめるべきだろう。そしてアジア連合をまとめるための強力な精神的支柱を提示することが必要不可欠だ。これが日本のこれからの使命である。



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| 本 : 人文・思想_2 | 10:06 | comments(0) | |









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