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@速読書事典

速読や読書術・書籍の大百科事典です。
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お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい
 
ごめんなさいね おかあさん


 ごめんなさいね おかあさん


 ぼくが生まれて ごめんなさい


 ぼくを背負う かあさんの


 細いうなじに ぼくはいう


 ぼくさえ 生まれなかったら


 かあさんの しらがもなかったろうね


 大きくなった このぼくを


 背負って歩く 悲しさも


 「かたわな子だね」とふりかえる


 つめたい視線に 泣くことも


 ぼくさえ 生まれなかったら



 ありがとう おかあさん


 ありがとう おかあさん


 おかあさんが いるかぎり


 ぼくは生きていくのです


 脳性マヒを 生きていく


 やさしさこそが 大切で


 悲しさこそが 美しい


 そんな 人の生き方を


 教えてくれた おかあさん


 おかあさん


 あなたがそこに いるかぎり



この詩のタイトルは「お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい」。

石川県の美術館に展示されていたこの詩に
最近の女子高生が涙した、という内容の新聞投稿がありました。

問い合わせ、投書が産経新聞に殺到。


新聞記者が調べた所、この詩は20年ほど前に出版され
この『おかあさん、ぼくが生まれてごめんなさい』に掲載されていたものということが判りました。


この詩の作者は山田康文くん。

生まれた時から全身が不自由で書くことも話すこともできません。

おもい脳性マヒでした。

この詩は養護学校の向野先生というかたが、康文くんと一緒に作ったものです。

向野先生が投げかける言葉が、康文くんのいいたい言葉であれば、康文くんがウインクしてイエスのサイン、
違っていれば、舌を出してノーのサイン。



出だしの「ごめんなさいね おかあさん」だけで1ヶ月かかったといいます。

1ヶ月。気の遠くなるような作業を経て、

この詩は生まれました。


そしてその2ヶ月後、康文くんは亡くなります。

生まれたときから重度の障害を持った康文くんが生きて、生き抜いた、15年間です。
| - | 21:52 | comments(0) | |