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@速読書事典

速読や読書術・書籍の大百科事典です。
となりのウチナーンチュ
著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.0 点


内容紹介:


感想:非溶解性粉末 さん

アナザーワールド沖縄で静かに流れる癒しのファンタジー
ほわわんとした表紙のイラストが、お気楽系エッセイのような内容を想像させるが実は癒し系のソフトホラー小説であった。


著者が沖縄に移住して体験したアナザーワールド沖縄でのできごとをもとに書かれている。そんなこと、当たり前なんだけど、同じ「日本人」としてある意味見て見ないふりしてフタをしていたこと=沖縄と本土の、意外に大きなカルチャーギャップ。そしてさらに、知られざる沖縄の現実。(沖縄に移住したい人は必読)それらが様々な形で登場する中で、主人公が適応しながら決して暗くならずに前向きに生きる。

結局、一番怖いものも、優しいものも人間だっていうこと。

ゆるい時間感覚とひとの温かさも相まって、いくつかの不思議なできごと、そして事件をからめながらも静かに流れ続ける落ち着いたトーンの映像が脳裏にうかんでくるファンタジー。今の疲れた私、主人公達によく似た昔のあなたもひっくるめて、時空を超えて一緒に癒してくれる。映画になったら、結構いいかもしれない。

ただ、難を言えば「ウチナーンチュ」の皆さんに配慮したのか、沖縄出身の方と確認した事実に基づきまじめに描きこんでいるようなので、誇張や、「そりゃウソだろ」みたいなわざとらしい「沖縄に関する誤解」が遊びとしてあってもよかったかもしれない。そういう意味では、逆に小中学生の夏休みの課題図書にも適しているような気がする。


あとで調べてわかったのだが、やはりこの作品はWebサイトに掲載されたエッセイがもとになっているようだ。


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となりのウチナーンチュ


| 本 : 文学・評論_2 | 09:12 | comments(0) | |
兵士ピースフル : マイケル・モーパーゴ (著), 佐藤 見果夢 (翻訳)
著:佐藤 見果夢
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.5 点


内容紹介:


感想:くろじ さん

誰が、誰の、味方なのか。
 普通の日常の中に、でも全く自分の生活とは関係なく戦争が起き、兵士として参加させられることになる。一体誰が敵なのか、何の目的で戦っているのか…、戦争に参加させられる人の実感は、この物語の時代も、今ももしかしたら変わっていないのかもしれない。



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兵士ピースフル

| 本 : 文学・評論_2 | 06:44 | comments(0) | |
荷抜け : 岡崎 ひでたか

著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.0 点


内容紹介:


感想:ルクレツィアの娘 さん

中高生向けの時代小説
中高生向けに書かれたせいか妙にファンタジーっぽいと言うか、油が抜けたような風味の時代小説。とは言え、丁寧な描写が光る。そもそも一揆がテーマなので、北国信州の農民たちの苦しい生活を、中高生にも分かるような言葉で克明に描写している。教科書では江戸時代の農民というのは農業だけやってるような感じで習ってしまうが、実際には牛方になったりいろいろやっているわけで、しかもそのすべてが苛酷なのである。このあたり、今どきのワーキングプアなんか甘いよ、と作者は言いたいのかもしれない。今年の読書感想文の課題図書になっているが、今どきの子供たちはこの作品から何を読み取るのだろうか。


それにしても上杉謙信の「敵に塩を送る」美談が、塩の専売に絡んで創作された話だとは驚き。


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荷抜け


| 本 : 文学・評論_2 | 19:38 | comments(0) | |
時が滲む朝 : 楊 逸
著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.0 点


内容紹介:


感想:tamura57 さん

芥川賞候補作
芥川賞候補となり話題ということで読み、歴史的事件を背景にしながら青春の挫折を描くほろニガ青春小説、という感じで(予定調和的ではあるものの)面白く読んだが、「純文学」かと言われるとどうだろうと思った。文章の荒っぽさは知られる通りで割引きして読んだが、随所に日本語の問題でなくわきの甘い表現が多く、革命に身を投じる主人公の思考もなんだか幼いというか表面的で、ちょっとどうなんだろう……と思った(といっても、私はそういう中国の活動家の現実の人間像を知らないのだから、これがリアルなんだといわれると黙るしかないが……)。「非母国語で」ということに関しても、リービ英雄の後ではそこまで騒ぐことかどうかよくわからない。青春期から歳をとって苦労を知って、みたいな長い時間の流れを歴史的事件や日中関係にからめて短い枚数でテンポよく描いたところは面白いと思う。



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時が滲む朝

| 本 : 文学・評論_2 | 07:05 | comments(0) | |
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上
著:杉浦 明平
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.0 点


内容紹介:


感想:enuyon さん

必読書によくあげられてる一冊だが
いろんなことを考えているなーと感心する。
手記というかメモ帳みたいな感じで断片的につづってるから取っ掛りがよくない。絵画論のためとか明確な目標がないと読破は苦痛に感じるかも。
本の内容をけなす気はさらさらないが、エライ先生が薦める必読書に挙られ易い一冊だけど、決して万人向きの本ではない。




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レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 岩波文庫 青 550-1

| 本 : 文学・評論_2 | 07:14 | comments(0) | |
だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ
著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):5.0 点


内容紹介:


感想:picander さん

空気なんか読むな
時代錯誤であっても、ダサくても、儲からないのがわかっていても、どうしても書きたい・撮りたい作者がいて、これを出版しなければいけないと思う版元がいて、それを買わなきゃならないと思った都築が紹介する、世にも幸福な書評集。
この本は著者が注目した地方の書店、雑誌・新聞に連載した書評によって成るが、巻末、朝日新聞の書評を降りる経緯を語った章は朝日の編集部とのケンカの記録だが、著者の本と本バカたちへの思いが溢れていて、感動的である。


都築響一は、現代の宮本常一だ。「リアル」を求めてあらゆる場所を旅する。
全国各地だけではなく、世界中、書籍の中にも偏在するリアルを求めて旅をする。
音楽評論家が日本語は果たしてロックに合うのかと議論している間にも、街には流行歌が流れ、教育崩壊を識者が叫ぶが、彼らが知らないヤンキーの「リアル」が、「ティーンズロード」の誌面にはある。
ビジネス誌で紹介される必読書を読んでスキルアップする大人になんかならなくていい、オシャレ雑誌で紹介されるデザインや旅やマナーの本を読まなくてもいい。誰にも評価されなくても本当に読みたいものだけを読む、時代の空気など読まずに本を読む本バカの大人になろうと思える、勇気の出る一冊。


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だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ


| 本 : 文学・評論_2 | 06:30 | comments(0) | |
思考のレッスン : 丸谷 才一
著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.5 点


内容紹介:


感想:taki さん

考えるよろこび
本を読むコツという章があって、自分で索引をつくる、登場人物表や年表をつくって読むと良い。
これはミステリー小説のようで面白そうだと思いました。
本を選ぶコツも、ちょっと考えてみる、それから本を探す。最初に読書ありきではなく考えが元
にある。書き方もそう。そしてその考えるコツが書かれている本です。
書き方のコツの章では、頭の中でワンセンテンス作り終わってから一気に書け、書き出しに挨
&拶を書くな。書き始めたら、前へ進むこと。逆戻りしないこと。休まないこと。中身が足りなかっ
たら、考え直せ。そして、パッと終れ。とあるのがなるほどなと思いました。
面白そうだからやってみようと思わされる本です。
しかも対談方式なので読みやすい。お勧めです。



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思考のレッスン (文春文庫)

| 本 : 文学・評論_2 | 07:33 | comments(0) | |
樹影譚 : 丸谷 才一
著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.5 点


内容紹介:


感想:わかすぎ一路 さん

恐ろしい小説です
読み始めると、妙な、不安な気持ちで
ページを先へ先へと進めざるを得ない恐ろしい小説です。
「小説は作り物です」という姿勢がすがすがしい。
フィクションとわかりつつ、そういうことってあるよ
その行きつ戻りつがスリリング。


また読んでしまう、繰り返し読んでしまう。


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樹影譚 (文春文庫)

| 本 : 文学・評論_2 | 23:10 | comments(0) | |
若い読者のための短編小説案内
著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.5 点


内容紹介:


感想:くにたち蟄居日記 さん

村上の多芸には
 村上春樹は本当に多芸だ。エセーの名手であり 本職顔負けの翻訳家であり 対談の名人であり そうして 勿論当代随一の小説の書き手である。
そんな村上が 他の日本の作家が書いた短編を米国の大学で講義したものをベースとして 作り上げた読書案内が本書である。


僕らは村上の本を読む経験は幾度もしてきているわけだが 村上と他作家の本を一緒に読むという体験はしていない。その意味では 中々稀有な体験である。

まず村上が取り上げた本が興味深い。僕も 特に丸谷才一という方の本は読んだ事が無かったが 村上の「紹介」で読む機会を得た。「樹影譚」という話だが 極めて面白い。その本を読めたことは村上に感謝している。

次に これが味噌なのだが 村上と一緒に読むという体験である。実際 村上の「読者としての力量」には 正直嘆息するしかなかった。

村上の「芸」の一つとして「読み手」としての村上がある。それが良く分かった。




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若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)


| 本 : 文学・評論_2 | 07:20 | comments(0) | |
村上春樹全作品 1990~2000 全7巻セット
著:
みんなのおすすめ度 (5点満点):4.5 点


内容紹介:


感想:ヒミズ さん

ものすごいボリューム
全集でわざわざ見なくても、すでに一度は見た作品ばかりです。が、それでも見てしまいました。なぜなら、作者本人による解題がついているからです。春樹さんはほとんど自分の作品については、語ることのない作家なのですが、この全集にはひとつひとつみっちりと丁寧に作品を書いた当時の心境や作品の書かれた経緯が記されています。その中でもやはりアンダーグラウンドの解題は特別なものです。大学の図書館で僕は読んでいたのですが、人前であるにもかかわらず、ないてしまいました。これの解題は(本編もさることながら)ぐっと来るものがあります。個人の感情というものが、直にぶつかってきます。本編とあわせて読んでもらいたいです。



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村上春樹全作品 1990~2000 全7巻セット

| 本 : 文学・評論_2 | 07:08 | comments(0) | |